クリエイティブな仕事をしていると、どうしても訪れる「あの瞬間」ってありますよね。
「……何も降りてこない」
机に向かっているのに、アイデアの神様が完全に留守。 ラフを描いても描いても、なんだかピンとこない。 もっとこう、脳みそに「ビンビン来る」ような方法はないかしら・・・。
そんな時、皆さんはどうしていますか?
そんなことを思いついたので、「クリエイティブな発想を刺激する波動(周波数)」について調べてみました。
すると、科学的なアプローチと感覚的なアプローチ、それぞれに面白い情報が見つかったので、シェアしたいと思います。
1. 「ひらめき」が欲しいなら:40Hz(ガンマ波)
まず、「あ!これだ!」というアハ体験(Aha!体験)や、バラバラだった情報が一瞬でつながるような感覚が欲しい時。
これに効くとされているのが「40Hz」の音です。
脳科学の分野では、集中力が高まり、情報の処理能力が向上している時に脳から出ているのが「ガンマ波(約40Hz)」だと言われています。
- どんな時に使う?:ラフの構成に行き詰まった時、解決策を見つけたい時。
- どうやって聞く?:YouTubeなどで「アイデア 40hz」「40Hz Binaural Beats(バイノーラルビート)」と検索してみてください。

後者で調べてトップに来たのは、単調な《プーーーーー》みたいな機械音だけだったので、さすがに怖くて聞いてない(笑)勇者はこれで覚醒してみて!4時間とかあるよ…。自己責任で!!
⚠️注意点: バイノーラルビートは、左右の耳からわずかに違う周波数の音を聞かせることで脳波を調整する仕組みです。そのため、ステレオ対応のイヤホンやヘッドホンが必須になります。
2. 「湧き出るような妄想」が欲しいなら:4Hz〜8Hz(シータ波)
次に、論理的な思考をちょっと止めて、夢と現実の狭間のような「ふわふわした想像力」を広げたい時。
この時は「シータ波」と呼ばれる、まどろみの状態を作る周波数がおすすめです。
- どんな時に使う?:制作前のアイデア出し、何も考えずに手を動かしたい時。
- 感覚:お風呂に入っている時や、寝入りばなに良いアイデアが浮かぶ、あの感覚を人工的に作り出すイメージです。

お風呂でアイデア浮かびがちというあるあるは、こういう理由なんだね。
3. 感覚を研ぎ澄ませたいなら:741Hz(ソルフェジオ周波数)
「ヘッドホンで機械的な音を聞くのはちょっと苦手…」 「子供がいるから、耳を塞ぎたくない」
そんな方には、スピーカーから流しても心地よい「ソルフェジオ周波数」がおすすめです。これはヒーリングの分野でよく使われますが、クリエイターに人気なのが以下の2つ。
- 741Hz:表現力を高め、問題を解決へ導く「自由の周波数」。
- 528Hz:基本の癒やし。リラックスしてポジティブな発想を得たい時に。
これらは美しい音色として聞ける動画が多いので、作業用BGMとしても優秀です。
使い分けメソッド
制作フェーズ別のおすすめ使い分け法はこちらです。
- 企画・ネタ出し(妄想タイム) → シータ波、または741Hzでリラックス。
- ラフ・構成(脳のギアを上げる) → 40Hz(ガンマ波)を15分だけヘッドホンで集中して聞く。
- 清書・塗り(作業没頭) → 好きな音楽や、アルファ波のBGMでフロー状態へ。
最後に
「音」を変えるだけで、作業場の空気がガラッと変わります。
もちろん「これを聞けば傑作が描ける!」という魔法ではありませんが、「今から集中モードに入るぞ」という脳へのスイッチとしては非常に優秀だと感じました。
行き詰まった時は、ペンを置く前に、まず「流す音」を変えてみてはいかがでしょうか? YouTubeで「40Hz」や「741Hz」、ぜひ検索してみてくださいね。

